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第61回岡山県精神保健福祉大会表彰式のご報告

関常夫さん 岡山県当事者活動・ピアサポート活動の大先輩

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 関常夫さんは、岡山の当事者活動、ピアサポート活動に古くから取り組まれている先輩のような存在です。過去、スピーカーズビューロー岡山や岡山県精神障がい者団体連合会の会長も務められ、さまざまな岡山での活動の土台を作られた方です。

 この度は精神保健福祉協会の表彰をおめでとうございます。今後も地域の精神保健福祉のために、当事者、家族のために活動に取り組まれることを期待しています。

 現在でも、精神保健福祉医療の学生への講師や電話相談などさまざまな活動に取り組まれており、今後の精神保健福祉の進展への期待もしております。わたし、個人としましては、今までの経験を頼りにして、相談したり、助言を受けることもあります。頼りになる存在です。

 あと、若い人や、この分野を知らなかった人に生きたロールモデルとしてつながってもらうこともあります。岡山県精神障がい者団体連合会でも幹事として、新見の地元でも今後も活動をされていくと思います。どうもありがとうございます。そして、今後ともよろしくお願いします。

岡山県精神障がい団体連合会 会長 鈴木

第61回 精神保健福祉協会長表彰を受けて

 私は、1953年(昭和28年)生まれの70歳です。

 小中学校は、地元の新見市哲多町で極々平凡な少年時代を送りました。倉敷工業高校を卒業し、大阪の商社に就職、ここでも平凡な青春時代を送っていました。

 研修会に参加して、2泊3日の研修会は何とか終えて会社に帰りましたが、何故か、今まで出来ていたことが出来なくなっていました。先輩が何かおかしいと病院に連れて行ったのが心療内科でした。診断名は、心因反応という事になり、長期休暇を取り岡山に帰って、精神科病院に入院して、療養3か月で退院しましたが、何もしたくない状態で家に籠ることが1年半続きました。そこに保健師が訪ねてくるようになり、保健所デイケアに参加して自分たちのことを考えてくれる人がいて、自分以外に悩んでいる人が沢山いるとことを知りました。

 私は、これからは当事者が自分たちの声を挙げると思い、自分自身の生き甲斐を創って行く事が大切だと思い当事者活動を始め、それが平成4年の精神保健福祉大会で自分の名前を名乗って体験発表をする事になりました。

 あれから35年多くの仲間たちが声を挙げてきました。私も70歳となり、何ができるかわかりませんが、残りの人生は自分を信じて「今」という時間を大切に生きることを考えていこうと思っています。

 今まで出会ってきた「仲間」に、有難うという言葉を贈り。暮らしていきたいと思います。

けんせいれん(岡山県精神障がい団体連合会) 幹事 関 常夫