精神科看護の向上をめざして
日本精神科看護協会では、学術的な研究から地域にねざしたイベントの開催までさまざまな活動を通じて精神科看護の向上をめざしています。
「にっせいかん」について
こころの看護は「にっせいかん」。一般社団法人日本精神科看護協会(日精看=にっせいかん)は、精神科領域で働く看護者の団体です。1946年に発足し、2021年6月現在、47都道府県に約4万人の会員がいます。全国の精神科看護の力を高めるとともに、こころの健康に関する知見を広く社会に提供しています。
日本精神科看護協会(にっせいかん)では、毎年7月1日を「こころの日」と位置づけ、7月の1か月間を通して、こころの健康の大切さをみんなで考えるための取り組みを行っています。
「大切な人に届けよう!『こころの看護便』プロジェクト」と題して、全国約4万人の精神科看護者とともに、たくさんの人にこころの健康に関する情報を届けていきます。
1.こころの健康出前講座
日本精神科看護協会では、2009年より「こころの健康」について正しい理解をもっていただきたいとの思いから、精神科領域に働く看護師を企業・学校・施設などに派遣して、ご依頼の内容に応じた講演会やセミナーを行う「こころの健康出前講座」をはじめました。
皆さんのご要望に応じて、公民館・学校・企業などに出向き、テーマに沿った内容を講演会やセミナー形式でお話しさせていただきます。子どもから大人・お年寄まで幅広い世代に応じることができます。
精神科看護師があなたの街にお伺いします。ご依頼お待ちしております。
2.7月1日は「こころの日」
「こころの健康」の大切さについてみんなで考えるために、さまざまな活動を行っています。岡山県支部では「こころの日」講演会を毎年企画しています。この2年間は感染拡大防止のためやむなく中止となり、看護便プロジェクトとしてリーフレットの配布となりましたが、現在は講演会の再開に向けて準備しているところです。
「こころのお手入れ」してみませんか?
こころと体は別々のものではなく、体がくたびれるように、こころもくたびれたり休養が必要なときもあります。自分でできる「こころのお手入れ」を日常生活に取り入れてみましょう。
1.規則正しく食事をする
食事の偏りは、こころにも大きく影響します。
2.夜更かしせず朝起きて日光を浴びる
朝に光を浴びると生体リズムがリセットされ、良質な睡眠がとれます。
3.適度に体を動かす
適度な運動は、免疫力や心肺機能を高めると言われています。
4.安心できる人に素直な気持ちを話してみる
ストレスを感じた出来事を人に話してみると、自然と思考が整理されて、気持ちが落ち着いてくるもの。雑談だけでもこころの安らぎに。
5.気持ちを自由に書き出してみる
素直な気持ちを紙に書き出すだけでもOK。大切なのは、よかった!うれしかった!などのプラスの気持ちも書き出すことです。
6.ちいさな「ご褒美タイム」をつくる
生活様式が変化しているなかでは「好きなこと」「楽しいこと」を忘れがち。趣味の音楽やスイーツなど、こころが喜ぶご褒美タイムをつくりましょう。
7.ストレスはためこまずこまめに発散する
汗、声、涙、笑、排泄など出すものを出してストレスを追い出そう。